アロワナ
– Osteoglossum bicirrhosum –
アマゾンに1億年前より生息する古代魚。特殊能力は2mにも及ぶジャンプ。
この魚の習性は大変変わっており、虫を主食としている‟インセクトイーター”という事である。
水上にある木に止まっている虫を水中から視認して、大ジャンプして捕食する魚である。
水中から常に水上をうかがっていて目が良い。最大1.2mに達するこの魚はその硬い口と得意なジャンプで釣り人の針を外す。
ドラーダ
– Pellona castelnaeana –
その黄金に輝く体色が黄金郷をほうふつさせる。その容姿は「黄金に輝く淡水ターポン」。
この金色に輝く魚は遊泳力抜群で、持久力がありこの魚が起きて活動している間は常に遊泳して獲物を探している。
特に急流での捕食を好む。
成長したドラーダは80cmを超える。
この魚は掛かった瞬間に猛烈に下流に走る。
ブルーピーコックバス
– Chichla piquiti –
アマゾンを代表する猛魚。
その烈火のごとく魚を襲い暴れる様から「アマゾンの花火」の通称名を持っている。
「密林の爆弾」と言う人もいる。
このピーコックバス(ツクナレ)はアマゾンに15種ほど生息しており、アラグアイア川には全長65cmに成長するブルーピーコックバスが生息している。
この魚を釣らないとアマゾンで魚を釣ったとは言えない。
ピラルクー
– Arapaima gigas –
ピラルクーはその硬い鎧と肺呼吸によって、1億年前から生き延びてきたアマゾンの最長老でもある。
用心深く人前には姿を見せない。
そして驚くべきはこの魚成長すると最大4mにもなると言い伝えにより語られている。
警戒心が強い魚でもあるため、この魚は長年釣り竿では釣れないと言われ続けてきた。
川でピラルクーを見つけても、釣るには忍耐と読みが必要である。
ピライーバ
– Brachyplatystoma filamentosum –
世界最大のナマズとしてアマゾン河の水中の食物連鎖の頂点に立つナマズ。
全長:4m、体重:250kgを超えると言われており、伝説のナマズとして君臨している。
サメを彷彿させるその流線型のボデイは遊泳性に優れその魚に触れる物を片っ端からのみ込んでいく。
人を飲み込んだと言う話はアマゾンでまことしやかに今日も語られ恐れられる人食い魚でもある。
ピララーラ
– Phractocephalus hemioliopterus –
アマゾンの巨大ナマズ。
全長1mオーバー体重も100kgを軽く突破する。
口鬚に注目。この髭を前方にせり出し手で探るように獲物を探す。
一度何かに触れれば、一瞬の瞬発力で猛ダッシュで吸い込むタイプのナマズ。
持ち前の怪力と持久力で釣り人を河に引きずり込もうとするため多くの釣りファンに大人気のナマズでもある。
ぺスカーダ
– Plagioscion spp. –
アマゾン川の川底にひっそりと潜む肉食のフィッシュイーター。海に生息するイシモチの陸封型のアマゾンイシモチ。その獰猛な歯で川底から小魚に襲い掛かる。
真っ白な魚体は人の目から見ると美しいが、アマゾンの濁った川の川底ではカモフラージュの役目を果たす。
最大60cmに成長し、川底で奇妙な鳴き声で「ゴウゴウ」言っていることから現地では「ゴウ」と呼ばれている。
extra
ピラニア
– Pygocentrus nattereri-
恐らくアマゾンの魚の中ではもっとも有名で偉大なアマゾンの名前を世界に知らしめさせた立役者はこのピラニアであろう。それも川の殺し屋という悪名で物騒な伝説には事欠かない魚がピラニアである。集団で獲物に襲い切り刻み跡形も残さない早業は、今更説明は不要だろう。
カンジュル